ガラスびんができるまで

ガラスびん製造工程

株式会社山村製壜所のガガラスびんができるまで

山村製壜所のガラスびんの各製造工程を
写真とイラストでご紹介します。

ガラスびんの原料

基本的な原料は、主原料・副原料・カレットの3種類に分けられます。

  1. ①主原料:ガラスそのものを作るために必要な原料
    珪砂・ソーダ灰・石灰石
  2. ②副原料:発色のための原料
    金属との化学変化で発色するため、色によって原料の種類は異なります。
  3. ③カレット:ガラスびんのかけら
    カレットとは自治体から回収されたガラスびんを細かく砕いたもので、新しいびんの原料とされます。ガラスびんの 生産にはこのカレットが基本的に40~60%以上使用されており、廃棄物の削減・環境面での優位性から「リサイク ルの優等生」と呼ばれています。

調合工程

ガラスって何からできているか知っていますか?あの綺麗な透きとおったガラスは、珪砂(けいしゃ)といわれる砂と石灰石、ソーダ灰などの天然資源と、リサイクルされた空きびんを砕いてつくられるカレットを主原料として製造されています。また、副原料としてボウ硝、セレンなども使われています。これらの原料を非常に微妙な分量と割合で調合しています。この、珪砂や石灰石は数百年前の地層に含まれていることが多く、そこから掘り出され、美しいガラスに形を変えるのです。

溶解工程

珪砂や石灰石の主原料と副原料は非常に高温(約1500℃)の溶解炉で(窯)でドロドロに溶かされます。溶解炉は耐火煉瓦でできており、一日に30トン溶かすことができます。これらの溶解工程はコンピュータ制御により集中管理しています。

山村製壜所ポイント
山村製壜所の窯は小さいので、小ロット生産が可能であり、色替えも比較的短時間で行うことができます。

成形工程

Gob(ゴブ)

溶解炉で溶かされたガラスは、それぞれのびんの大きさにカットされ製びん機に送られます。そのカットされたガラスをGob(ゴブ)と呼びます。溶解炉から出てきたばかりのGobは約1200℃程度あります。

山村製壜所ポイント
山村製壜所の窯は小さいので、小ロット生産が可能であり、色替えも比較的短時間で行うことができます。

成形工程

成形工程には、粗型(あらがた)工程と仕上型(しあげがた)工程があります。まず、粗型工程でGobを粗くガラスびんの形にします。その方法には、空気を送り込んで行うブロー方式とプレスして行うプレス方式があります。
次に、仕上型工程でそれぞれ独自のガラスびんの形に仕上げます。

山村製壜所ポイント
日本山村硝子株式会社の伝統の元に、独自の技術と経験で個性豊かな形に仕上げます。
B&B(ブロー&ブロー)
口の狭いびん(酒びん・飲料びん)を作る際に用いられる方法です。びんを空気で膨らまし成形することから、ブロー&ブローと呼ばれます。
P&B(プレス&ブロー)
口の広いびん(ジャムびん)等を作る際に用いられる方法です。びんを押して成形することから、プレス&ブローと呼ばれます。

徐冷工程

成形されたガラスびんを自然なまま常温に戻してしまうと歪(ひずみ)が生じてしまい、その強度に問題をおこします。そのためレヤー(徐冷炉)といわれるトンネルにおくりこまれ約600℃から常温にゆっくり段階的に冷まします。

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検査工程

レヤー(徐冷炉)を出たびんは検査機や人間の目によって厳しくチェックされます。また、検査工程での情報は成形工程にフィードバックされ、さらなる品質の向上に役立てられます。

山村製壜所ポイント
生産量が少ない分、人の目が行き届き、丁寧に仕上げます。
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包装工程・保管倉庫

検査の済んだガラスはそれぞれの包装形態に包装され、大切に保管され、出荷の日を待ちます。

山村製壜所ポイント
当社では出荷直前にもチェックを行い、品質管理を徹底しています。
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